インプラントとは、むし歯や歯周病、事故などで歯を失ってしまった方の、部分入れ歯、総入れ歯、人工クラウン、ブリッジなどに替わる歯の修復方法です。
インプラント治療では、義歯を顎の骨に固定されるため取り外す必要はなく、力を入れて噛むことができます。食感や見た目も天然歯とほとんど見分けがつかず、笑うこと、食べることに楽しみを取り戻すことが出来ます。
インプラントの構造は図のように、上部構造・アバットメント・インプラント体(フィクスチャー)の大きく3つの部位に分けることができます。
院長である私が最初にインプラントの研修を受講したのは1997年です。その後、都内でも有数のインプラント手術数を手がける開業医での研鑽を経て現在に至ります。20数年のうちにインプラントの構造も随分進化し、手術法も変わりました。また同時に数多くのインプラントメーカーが現れたり、いつのまにか消滅したり。
相当数の症例を経験した現在では、インプラントメーカーの選択基準は20年後も安定して会社が存続し、部品の供給が可能なことは大きなポイントです。埋入(インプラントを埋める手術)に余程の問題が無ければインプラントが10年以内に脱落(失敗)することは稀です。
しかしながら、金属と金属の接合体である以上、インプラント本体がしっかり骨に埋まっていたとしてもパーツの破損のリスクは無いとはいいきれません。20年後、あるいは30年後に破損した場合、どうやって修理やリカバリーをするのか、そこまで想像してインプラント手術をする必要があります。
インプラントを希望されて来院される患者さんの中には、明らかにインプラントに不向きな骨の状態であったり体の状態である方もいらっしゃいます。またインプラント以外に適した方法の提案が可能な場合もあります。
いずれにせよ、インプラントにすれば全て解決するといったインプラントファーストではありません。適材適所、最小限の本数で明らかにインプラント治療の利点がある場合のみご提案していますのでよろしくお願いします。
失った歯を補うこれまでの治療法は、残っている歯や顎(あご)に大きな負担を求めるものでした。
これに対してインプラントは天然の歯と同様に、顎の骨に直接支えられます。
このため残された組織にやさしい治療法なのです。
前歯を1本失った場合
従来では両隣の歯を削って支えにしてブリッジという方法がとられていました。
しかし、インプラントなら抜けた部分にのみ行うことにより、健康な歯を削ったり、両隣の歯に負担をかけずに美しさを取り戻すことができます。
奥歯を失った場合
これまでの取り外し式の入れ歯では、ガタつきや違和感がありました。インプラントなら、取り外す必要がなく、自分の歯のように噛むことができます。
総入れ歯が安定しない場合
顎が細くやせてしまった人の総入れ歯は、どうしても安定しません。入れ歯の支えにインプラントを使えば、入れ歯が安定し、心理的なストレスから開放されます。
MDIミニインプラントとは、下の総入れ歯の固定に使う小さなインプラントです。総入れ歯を利用している方の一番の悩みは、下顎の入れ歯が安定しないという事です。その様な方の為に開発された、下の総入れ歯を安定させるためのインプラントが、MDIミニインプラントです。
MDIミニインプラントは、ご自分の入れ歯を利用する場合に一回の来院で治療が終了し、治療後すぐに食事をする事が出来ます。今までのように入れ歯が動いたりせず、当日から美味しく食事が出来る画期的なインプラントです。今までのインプラントに比べて1.8mmと細く、歯ぐきを切開しないので、ほとんど痛みも無く短時間で出来ます。その為、お年寄りにも負担がかからないので安心して治療を受ける事が出来ます。
- 治療は1回の来院で終了します
- 歯ぐきを切ったりしません
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Step01
検査・診断
インプラントを埋め込む顎の骨の量や質、形を診査するため、お口の中の型を取ります。
レントゲン撮影、また骨の状態によっては、CT撮影を行います。
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Step02
一次手術
麻酔をしてから、骨を削りインプラントを埋め込み、蓋を取り付けて粘膜を閉じます。
1回法の手術の場合は大きめの蓋を取り付け、お口の中にその蓋が見えるようにして手術を終了し、2次手術は行いません。
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Step03
二次手術
2回法を選択した場合には、治癒期間終了後粘膜を開けて、大きい蓋に取り替える2次手術を行います。1回法の場合には不要です。
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Step04
仮歯装着
治癒したところで、仮歯を作り、実際に使用していただきながら形態や装着感などを確認します。
かみ合わせや強度に違和感があれば主治医と相談し、本歯の作製に向けてデータを集めていきます。
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Step05
最終的な歯の装着
仮歯の装着で得た情報を基に最終的な本歯用の型を採り、歯並びや色をチェックして作製します。
作製した本歯を装着し、治療が完了します。
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Step06
メインテナンス
治療が終わった後も、定期検査をしながらきちんと管理していきましょう。
Meritメリット
- 人工歯根によりしっかりと噛めるようになる
- 周囲の歯を削る必要がほとんどない
- 咬み合わせが安定する
- 噛む力の衰えを防ぐ
Demeritデメリット
- 外科手術が必要になるため、患者さんに体力的な負担がかかる
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長い
- 見た目や噛んだ時に違和感を覚える場合がある
- 保険診療ではないので、治療費が高い
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性がある
- 術後も定期的なメンテナンスが必要
- 処置した個所に食べ物が詰まりやすくなる
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Q
- インプラントをするとどれくらい噛めるようになりますか?
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A
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入れ歯が粘膜に支えられるのに対して、インプラントは顎の骨に支えられます。このため入れ歯につきものの大きなプラスチックや金具が不要でガタつきもありません。ですから、入れ歯よりもしっかり噛めるようになり、見た目も美しくなります。
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Q
- インプラントをするとお口の手入れはしなくても良いのですか?
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A
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インプラントの寿命は、お口の手入れの仕方で決まります。歯ブラシだけでなく補助的な清掃用具を必要とすることもあります。
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Q
- インプラントの手術は痛くありませんか?
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A
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麻酔をしてから手術をしますので手術中の痛みはありません。ただ体調の良くない方や持病のある方は手術ができないことがあります。
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Q
- 「顎の骨がやせているとインプラントができない」と聞いたことがあるのですが?
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A
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インプラントは顎の骨の中に埋め込むものです。このため顎の骨の状態によっては治療ができない場合があります。レントゲン診査などで総合的に診断します。
インプラント1本 総額 |
385,000円(税込) |
(内訳) |
インプラントを埋める手術(材料費込) 220,000円(税込) セラミックスの白い被せ物 165,000円(税込) |

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