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インビザライン Goの5つの失敗例と原因、対策を解説!

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インビザライン Goが失敗した女性

こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。

インビザライン Goとは、前歯の歯並びを整える矯正治療のことです。透明なマウスピースを使用するため、口元が目立ちません。取り外しできるので、お口のケアがしやすいこともメリットです。

しかし、ご自身できちんとマウスピースを管理できなければ、治療が失敗することがあります。

今回は、インビザライン Goの5つの失敗例と原因、4つの対策について解説します。デメリットやリスクについても言及していますので、インビザライン Goを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

インビザライン Goとは?

インビザライン goで使うマウスピース

インビザライン Goとは、2本の奥歯(大臼歯)以外の歯並びを整える矯正治療のことです。インビザラインと同じく透明なマウスピースを使用するため、口元が目立つことはありません。ご自身でマウスピースを取り外せるため、お口のケアがしやすいこともメリットです。

インビザラインとインビザライン Goの大きな違いは、治療範囲です。インビザラインはすべての歯の歯並びや噛み合わせを全体的に整えるのに対し、インビザライン Goは前歯を中心に歯並びを整えます。

噛み合わせに大きな影響を与える大臼歯2本を治療範囲に含んでいないため、全体的な噛み合わせは整えられません。インビザライン Goは噛み合わせを整える治療ではなく、見えやすい前歯の歯並びだけを改善する治療と理解するとよいでしょう。

インビザライン Goは治療範囲が限られているため、使用できるマウスピースは20枚まで、かつ抜歯が必要ない症例と決められています。

矯正治療では、出っ歯や叢生など歯を並べるスペースが足りない場合、スペースを確保するために抜歯することがあります。抜歯することで効率的に歯並びを整えられますが、歯を動かす距離が長くなるため、使用するマウスピースの枚数が増えます。インビザライン Goで使用できるマウスピースは20枚までなので、抜歯が必要な症例には対応できません。

インビザライン Goには対応できない症例がありますが、前歯の歯並びだけを治したい、すきっ歯が気になるなど、噛み合わせに問題のない症例であれば、対応可能です。インビザライン Goを選ぶことで、全体矯正よりも治療にかかる費用や期間を抑えられます。

ただし、インビザライン Goで治療できるかどうかは歯科医師が判断します。気になる方は、歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。

 

インビザライン Goの5つの失敗例と原因

インビザライン Goが失敗した女性

インビザライン Goには多くのメリットがありますが、失敗することもあります。

インビザライン Goの失敗例と原因は、以下のとおりです。

 

噛み合わせが悪くなった

インビザライン Goは、1日20〜22時間マウスピースを装着する必要があります。装着時間が短いと、予定していた位置に歯が動かず、治療前よりも噛み合わせが悪化することがあるでしょう。

インビザライン Goではマウスピースを取り外せますが、マウスピースを1日に何度も着脱すると、マウスピースの装着時間が短くなり、治療の失敗につながることがあるのです。

 

歯茎が下がった

インビザラインのマウスピースによって歯に強い力がかかりすぎると、歯茎が下がることがあります。歯茎が下がる原因は、マウスピースをしっかり装着できていないことや、歯が十分に移動していないのに新しいマウスピースに交換したことなどが挙げられるでしょう。

歯茎が下がることで、歯が長く見えるなど見た目に影響を与えます。知覚過敏になることもあるでしょう。

間違った方法でマウスピースを装着すると歯に負担がかかり、治療の失敗につながることがあるのです。

 

治療期間が予定よりも延びた

インビザライン Goはワイヤー矯正と違い、治療前にシミュレーションを行って治療の仕上がりや治療期間、費用を確認できます。

しかし、シミュレーションの期間や費用は、マウスピースの装着時間や交換時期をしっかりと守っていることが前提に提示されます。マウスピースを取り外す回数が多い場合や、マウスピースをつけ忘れた場合など、トータルの装着時間が短くなると、予定していた治療期間よりも延びるでしょう。

結婚式や留学など、治療期間のゴールを決めていた場合、予定していた治療期間で終わらなければ失敗したと感じるかもしれません。インビザライン Goの失敗を防ぐには、ご自身でマウスピースの管理を徹底する必要があります。

 

理想的な歯並びにならなかった

インビザライン Goは、シミュレーションで理想とする歯並びを確認してから治療を始めます。

しかし、マウスピースの装着時間が短いことや、ずれたまま装着していることが原因で、想定どおりに治療が進まず、理想の歯並びにならないことがあるでしょう。

シミュレーションの段階で、患者様と歯科医師のコミュニケーションが不足していたことも原因といえます。「この歯を引っ込めたい」などの希望がある場合は、きちんと医師に伝えましょう。

 

後戻りした

インビザライン Goで歯並びがきれいになったのに、保定をおろそかにすれば歯並びがまた乱れます。後戻りする原因は、矯正期間が終わったあと、リテーナーをきちんと装着しなかったことです。

矯正期間と同じように、リテーナーの装着時間や期間を守らなければいけません。歯が後戻りするとインビザライン Goを失敗したと感じるでしょう。自己判断でやめずに、必ず歯科医師の指示に従ってください。

 

インビザライン Goで失敗しないための対策

インビザライン Goの対策を説明する女性

インビザライン Goで失敗しないための対策は、以下のとおりです。

 

相性のよい歯科医院を選ぶ

インビザライン Goでは専用のソフトを使用して、治療期間や費用、治療後の歯並びを自動でシミュレーションできます。

しかし、シミュレーションは完璧ではないため、歯科医師の微調整が必要な場合が多いです。治療後の仕上がりは、歯科医師の独断ではなく患者様と相談しながら決定します。

患者様と歯科医師のコミュニケーションが不十分であれば、理想とする歯並びを共有できず、治療の失敗を招くかもしれません。相性のよい歯科医師を選ぶことで、インビザライン Goの失敗を防げるでしょう。

患者様のお悩みに寄り添ってくれるか、治療のステップごとに説明はあるか、メリットだけでなくデメリットやリスクについても説明してくれるかなどを基準に判断してください。

 

マウスピースの装着方法を必ず守る

インビザライン Goの失敗例でご紹介した事例の多くは、マウスピースの装着方法を守れていません。インビザライン Goはワイヤー矯正と違って、マウスピースを正しく装着することと、装着時間を守ることが治療の仕上がりを左右します。

インビザライン Goによる失敗を防ぐには、マウスピースの管理を徹底することが欠かせません。

 

定期的な診察を怠らない

インビザライン Goは患者様がマウスピースを管理して治療を進めますが、定期的に歯科医院で経過観察を受ける必要があります。経過観察では、正しい位置に歯が動いているか、お口の中に問題がないか、マウスピースの調整が必要かなどを確認します。

診察頻度は1〜2か月に1回ですが、通院を怠ると治療のトラブルに気付けず、失敗を招くかもしれません。歯科医師に指定された頻度で通院しましょう。

 

保定期間を軽視しない

インビザライン Goの治療の成功には、矯正期間だけでなく保定期間も大切です。歯並びがきれいに整ったからと自己判断でリテーナーの装着や通院をやめると、歯が後戻りして失敗したと感じるでしょう。

保定期間は歯並びを安定させるために必要な期間なので、保定期間を軽視せず、指示されたリテーナーの装着時間・装着方法を守ってください。

 

インビザライン Goのデメリットとリスクも理解しよう!

インビザライン Goのデメリットイメージ

インビザライン Goは全体矯正よりも治療期間が短いので、費用が抑えられるメリットがあります。マウスピースが20枚と定められているので、長くても5〜6か月ほどで治療が終わることもメリットです。

しかし、インビザラインよりも治療範囲が限られていることによるデメリット・リスクが存在します。インビザライン Goで失敗しないために、あらかじめデメリットやリスクも理解しておきましょう。

 

対応できない歯並びがある

インビザライン Goは前歯の歯並びを整える治療のため、全体的な噛み合わせは整えられません。使用するマウスピースも20枚と限られているため、抜歯が必要なケースや歯並びの乱れが重度のケースなどには対応できないことがあります。

 

マウスピースの装着方法によって仕上がりが左右される

インビザライン Goの治療が成功するかどうかは、マウスピースを正しく装着できているかどうかに大きく左右されます。インビザライン Goの失敗は、マウスピースの装着方法を守れていないことが原因の場合が多いです。

そのため、マウスピースの管理が苦手な方や装着時間が守れない方には、自己管理する必要のないワイヤー矯正のほうが適しているかもしれません。

 

歯を削ることがある

インビザライン Goでは、出っ歯や叢生など、スペースが足りないことで乱れている歯並びの場合、歯を並べるスペースを確保するために歯の側面を削る処置が必要になることがあります。

歯の側面を少しずつ削って歯と歯の間にすき間を作り、抜歯しなくても効率的に歯並びを整えるのです。歯を削るといっても表面をごくわずかにやする程度なので、歯に悪影響が出る心配はありません。

しかし、虫歯になっていない健康な歯を削ることは事実です。事前に十分な説明を受けてから処置を受けましょう。

 

まとめ

インビザライン Goの治療

インビザライン Goの治療が成功するかどうかは、マウスピースを正しく装着できているかどうかに大きく左右されます。インビザライン Goの失敗は、マウスピースの装着方法を守れていないことが原因の場合が多いです。

インビザライン Goの失敗を防ぐには、まずはマウスピースを正しく装着し、1日20〜22時間装着しましょう。相性のよい歯科医院で治療を受けることも大切です。

インビザライン Goを検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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