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インビザラインの治療期間と延長の原因!予定どおり終わらせるコツ

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インビザライン矯正をする女性

こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。

インビザラインは、透明のマウスピースを患者さま自身が装着することで歯に力を加えて歯並びを整える治療です。1997年にアメリカの会社であるアライン・テクノロジー社で開発された矯正治療です。

日本やアメリカだけではなく、ヨーロッパ各国など世界中の方がインビザラインによる矯正治療を受けています。透明のマウスピースで治療を行うので治療中であることが目立ちにくく、取り外せることから日常生活への影響を最小限に抑えられます。

どのくらいの治療期間がかかるのか、延長になることはあるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。

今回は、インビザラインの治療期間について解説します。延長になる原因や当初の計画通りに治療を終わらせるポイントもご紹介するので、参考にしてください。

インビザラインの治療期間はどのくらい?

インビザラインの治療期間のイメージ

矯正治療には、歯並び全体を整える全体矯正と、歯並びの一部分を整える部分矯正があります。全体矯正の治療期間の目安は1~3年、部分矯正の治療期間の目安は2ヶ月~1年です。

インビザラインの成人矯正は、重症度ごとに4種類のパッケージが提供されています。また、前歯部分の治療に特化したインビザライン Goという治療法もあります。

それぞれの特徴と、治療期間の目安を確認しましょう。

<インビザラインの治療期間の目安>

<td”>治療期間

治療方法 特徴
インビザライン・コンプリヘンシブ ・噛み合わせも調整できる
・マウスピースの枚数に制限がない
1年半~3年
インビザライン・モデレート ・大きく噛み合わせを変える必要がない中度の症例が対象
・マウスピースは最大片顎26枚まで使用可能
1年半
インビザライン・ライト ・少しガタガタしているなど、軽度な症例に対応
・マウスピースは最大片顎14枚まで使用可能
1年
インビザライン・エクスプレス ・1本だけずれている歯並びなど、ごく軽度の症例が対象
・マウスピースは最大片顎7枚まで使用可能
3~4ヶ月
インビザラインGo ・奥歯を治療範囲に含まない
・前歯の軽度な歯列不正が対象
・マウスピースは最大片顎20枚まで使用可能
5~10ヶ月

インビザラインの治療期間が延長になることはある?

インビザラインの治療期間が延長になることはあるか疑問のイメージ

インビザラインでは、専用の解析ソフトで歯並びがどのように動くのかシミュレーションを行って治療期間も算出します。延長になる原因は後述しますが、歯科医師の指示をしっかり守っていれば、大幅に治療期間がずれることはないでしょう。

しかし、治療中に不測の事態が起こる場合もあります。マウスピースを追加しなければならず、治療期間が延長になることもあるのです。

インビザラインの治療期間が延長になる原因

頭を抱える女性

インビザラインの治療期間が延長になる原因は、以下のとおりです。

装着時間が足りない

インビザラインでは、毎日20~22時間マウスピースを装着し続けることを前提に治療計画が立てられます。基本的には、食事と歯磨き以外の時間はマウスピースを装着しなくてはいけません。

例えば、食後つい装着し忘れた、食べ歩きや会食などで長時間外していたといった場合、十分な力が歯に加えられません。治療が計画どおりに進まない原因になるでしょう。

マウスピースが浮いている

装着時間が十分でも、歯にマウスピースを密着させていないと適切な矯正力がかかりません。歯が思うように動かないこともあるでしょう。

特に、新しいマウスピースを装着しはじめたばかりの時は、マウスピースが浮いて歯に密着していないことが多いです。マウスピースを装着する際にチューイーを使いましょう。

マウスピースの交換時期を間違えた

インビザラインでは、10日~2週間ごとにマウスピースを交換することによって矯正治療を進めます。マウスピースの交換時期は担当の歯科医師より指示があります。

交換時期が早すぎたり遅すぎたりすると、治療計画通りに歯が動かないことがあるでしょう。交換時期を間違えないように心がけてください。

マウスピースの破損や紛失

マウスピースを装着する際に力をいれすぎて破損させたり、マウスピースを外した時になくしたりすると、一時的に治療が中断されるでしょう。新しいマウスピースが完成するまでは治療が進まないので、治療期間が延長する原因になります。

虫歯や歯周病の治療が必要になった

マウスピースは食事や歯磨きの際に取り外しができるため、ワイヤー矯正と比較すると虫歯や歯周病のリスクは低いです。

しかし、マウスピースを装着する前の歯磨きが不十分で磨き残しがあると、虫歯や歯周病になることがあります。マウスピースが密着しているせいで唾液の自浄作用がうまく働かなくなるので、通常よりは虫歯・歯周病のリスクが高いことを理解しておきましょう。

定期的に通院できなかった

ワイヤー矯正と比較すると、インビザライン矯正の通院頻度は多くありません。

しかし、受診日を守ることは重要です。通院の際には、計画通りに歯が動いているか、マウスピースを正しく装着できているかなどをチェックし、必要があれば修正を行います。

定期検診を受けないと軌道修正が遅れてしまうので、治療期間の延長につながるかもしれません。

インビザラインを治療期間内に終わらせるポイント

インビザラインを治療期間内で終わらせるポイントイメージ

インビザラインの治療期間が延長されるのは、珍しいことではありません。

しかし、治療期間が延びればそれだけ負担が増えるので、できる限り治療期間内に終わらせたいと考える方が多いでしょう。ここでは、インビザラインを治療期間内に終わらせるためのポイントを解説します。

装着時間を厳守する

マウスピースを装着しなければ治療は進みません。着脱は自由にできますが、1日20~22時間装着するのは必須なので時間は守るようにしましょう。

歯磨き後や食後に再び装着するのを忘れないように、アラームを活用するとよいでしょう。マウスピースの装着時間や交換時期を管理してくれるアプリもあるので、使用すると管理の負担を減らせるかもしれません。

交換時期を守る

マウスピースの交換時期を守ることも大切です。スケジュール帳やカレンダーに書き込むなど、忘れないための工夫をするとよいでしょう。

治療の進み具合によってマウスピースの交換時期が変更されることもあるので、その際は予定の修正も忘れずに行ってください。

マウスピース装着時はチューイーを使用する

特に、新しいマウスピースを装着する際は、マウスピースから歯が浮きやすく、歯にしっかり密着しないことがあります。マウスピースの装着を補助するチューイーを使用し、歯にマウスピースを密着させましょう。

マウスピースが歯に馴染んでいくと、チューイーを噛む時間は徐々に短くなります。

マウスピースの管理を徹底する

マウスピースを破損させたりなくしたりすると、治療期間が延びてしまうことが多いです。マウスピースは丁寧に扱い、装着しない時は専用のケースにいれて保管しましょう。

セルフケアやメンテナンスを欠かさない

虫歯や歯周病になった場合、矯正治療を中断してそれらの治療に専念するケースもあります。その間は矯正治療が進まないので、治療期間は延長されるでしょう。

マウスピースを装着する前の歯磨きやマウスピースのケアをしっかり行い、歯科医院での定期メンテナンスも欠かさないようにしてください。

早めに歯科医院に相談する

マウスピースや歯に違和感があったり、交換時期を間違えたり、虫歯や歯周病になったりした場合、早めに歯科医院に相談するようにしましょう。次の通院日が遠い場合は、予約より前に受診できないか相談してみてください。

まとめ

インビザラインのマウスピースとケース

インビザラインの治療期間は、歯並びの状態や選択する治療方法によって異なります。装着時間や交換時期を守れるか、日常のケアや定期メンテナンスを怠らないかなど、患者さまの協力の影響も受けるでしょう。

治療期間を延長させないためには、マウスピースの装着時間・交換時期を守り、口内とマウスピースのケアを徹底し、定期検診を受けることが重要です。定期検診を受けていれば、何か問題が起こっていても早期に対応できるので、治療期間の延長を回避できるかもしれません。

治療期間が延びると、治療費用が増加することもあります。通院回数なども増えるので、大きな負担になるでしょう。できる限り治療期間が延びないように、歯科医師の指示をしっかり守るようにしましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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