• 診療時間
    9:00~13:00/14:00〜18:00
    休診日
    木曜、日曜、祝日
    ※土曜日は17:00までの診療となります。
  • 0262265228

新着情報

予防歯科は保険が適用される?適用条件・費用・治療内容・通う頻度を解説!

  • ブログ

歯磨きをしている患者と医師

こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。

定期的に歯科医院に通って予防にしっかり取り組めば、虫歯や歯周病を未然に防いだり、進行を遅らせたりできます。

予防歯科を検討している方のなかには「予防歯科を受診する場合にかかる費用はどれくらい?」「保険は適用されるの?」という疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。また、予防歯科で行う内容や頻度なども気になるところです。

今回は、予防歯科を取り上げ、保険適用の条件などについて詳しく解説します。予防歯科で行う内容や費用、頻度についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

予防歯科とは

歯列模型と歯ブラシを持っている人

予防歯科とは、虫歯や歯周病などになる前に、それを防ぐための処置を行うものです。例えば、フッ素塗布やシーラントといった処置を行い、歯の表面を強化して虫歯のリスクを減らします。

また、口腔内の環境を健康に保つためのブラッシング指導や、食生活改善のアドバイスも行われます。

定期的に予防歯科を受診することで虫歯や歯周病の早期発見が可能になり、初期段階での治療が行えるため、大きな問題に発展する前に対処できます。

予防歯科のメリット

予防歯科のメリットイメージ

予防歯科には多くのメリットがあります。

長期的に見ると、治療費や通院回数を減らすことができます。例えば、虫歯や歯周病を未然に防ぐことができれば、将来的に治療を受ける必要がなくなり、その結果、高額な治療費や長期間の通院が不要になるでしょう。

また、口腔内の健康が全身の健康にも影響を与えることが知られており、予防歯科を通じて歯や歯茎を健康に保つことで、心臓病や糖尿病などのリスクを低減することもできます。

さらに、口臭や見た目の改善にもつながり、日常生活での自信や社会生活に良い影響を与えます。例えば、口臭がなく、歯がきれいで健康的だと、人前で話すときや笑うときに自信を持つことができるでしょう。

予防歯科は保険が適用される?

予防歯科は保険が適用されるかイメージ

2020年4月の診療報酬改定によって予防歯科の治療に保険が適用されるようになりました。現在では、条件を満たせば予防歯科の治療に保険が適用されます。

具体的には、定期的な歯のメンテナンスや歯周ポケット内の洗浄、歯石取り、虫歯予防のための歯の洗浄などに保険が適用されるようになっています。

予防歯科の保険適用の条件

予防歯科の保険適用の条件イメージ

予防歯科の保険適用の条件を詳しく確認しましょう。

口腔内に虫歯や歯周病などがある

口腔内に虫歯や歯周病などの疾患があって予防歯科で処置を受ける場合は保険が適用されます。

これらの疾患は、放置すると症状が悪化し、治療がより複雑で高額になる可能性があります。そのため、早期に疾患を発見し、予防的な措置を行うことが大切です。

歯に悪影響を及ぼす可能性がある

歯科医師が口腔内の状態を診断し、将来的に虫歯や歯周病を引き起こすリスクが高いと判断した場合も、保険が適用されることがあります。

例えば、歯並びが悪くて歯磨きがしにくい場合、歯垢が溜まりやすく虫歯のリスクが高まります。このような場合、定期的な専門的クリーニングや歯磨き指導が保険適用の対象となります。

認定を受けた歯科医院

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)として認定された歯科医院では、保険適用で受けられる治療の幅が広がります。

この認定を受けるには、地域住民のライフステージに応じた継続的な口腔管理を提供する能力が求められます。具体的には、歯周病治療の実績、地域の医療機関や介護施設との連携、訪問歯科に対応できる体制などに関して、厳格な施設基準が設けられています。

予防歯科を受診するのにかかる費用

予防歯科を受診するのにかかる費用イメージ

予防歯科を保険で受ける場合の費用は1回3,500円程度です。通常は、2〜3回の治療が1セットで行われます。自由診療の場合は1回5,000円〜2万円ほどかかるでしょう。虫歯や歯周病が見つかり、治療が必要になった場合には、別途治療費がかかります。

予防歯科の治療内容

予防歯科イメージ

予防歯科の治療内容を確認しましょう。

PMTC

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、専門家によって行われるクリーニングのことです。歯科医師や歯科衛生士が専用の機器と研磨剤を使用して、歯の表面を丁寧に磨きます。

通常の歯磨きでは取り除くことが困難な歯垢や歯石、歯の表面に形成されるバイオフィルムを除去することが可能です。また、コーヒーやタバコによる着色を取り除き、歯本来の白さを取り戻すことができます。

歯の表面がツルツルになることで、新たな細菌の付着を防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを軽減させることができるでしょう。

フッ素塗布

フッ素塗布は虫歯予防に効果的です。歯科医院で高濃度のフッ素を歯に塗布することで、歯のエナメル質を強化し、虫歯への抵抗力を高めることができます。

フッ素がエナメル質に取り込まれることで、酸に対する耐性が向上し、虫歯の原因となる細菌から歯を守ります。また、再石灰化を促して歯の回復を助けます。

さらに、フッ素には虫歯の原因となる細菌の活動を抑制する効果があるため、虫歯の発生リスクを抑えることができるでしょう。

フッ素塗布は、子供から大人まで年齢問わずに受けられます。特に、虫歯のリスクが高い子供の乳歯や、生えたての永久歯に対して行われることが多いです。

シーラント

シーラントは、主に子供の歯を虫歯から守るための予防処置です。

特に、奥歯の噛み合わせ面にある溝は食べかすが溜まりやすく、歯ブラシの毛先が届きにくいので虫歯になりやすいです。この溝を樹脂で埋めることで、細菌の侵入や食べかすの蓄積を防ぎます。

シーラントの大きな利点は、歯を削らずに予防効果を得られることです。歯科用の特殊な樹脂を使用するため、見た目も自然で違和感がありません。また、シーラント材にはフッ素が含まれているため、歯の強化にも役立ちます。

虫歯・歯周病のチェック

予防歯科では、虫歯や歯周病の定期的なチェックを行います。虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどないため、専門家による診断が欠かせません。

歯科医師が視診や触診を行って、虫歯がないかチェックします。必要に応じてレントゲン撮影をする場合もあるでしょう。レントゲンは、肉眼では見えない歯の内部や歯と歯の間の虫歯を発見するのに役立ちます。

歯周病のチェックでは、専用の器具を使って歯周ポケットの深さを測定し、歯肉の状態や出血の有無を確認します。また、レントゲン撮影により歯槽骨の状態も評価します。これらのチェックを定期的に受けることで、問題を早期に発見でき、適切な処置が受けられます。

正しいブラッシングの指導

予防歯科ではブラッシング指導も行います。歯科医院でのブラッシング指導では、個々の口腔状態に合わせたアドバイスがもらえます。

まず、歯科衛生士が患者さんの現在の歯磨きの状況を確認します。その際、染め出し液を使用して磨き残しがある部位を可視化し、問題点を明確にすることもあります。これにより、患者さん自身が自分の口腔ケアの癖や不足している点を知ることができます。

また、患者さんの歯並びや口腔状態に適した歯ブラシの選び方や、効果的な歯磨き方法を指導します。例えば、歯ブラシの持ち方や当て方、動かし方などの基本テクニックや、歯と歯肉の境目や奥歯の磨き方など、細かいポイントについても丁寧に教えてもらえます。

さらに、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどの使用方法も指導します。これらの用具は、歯ブラシだけでは届きにくい、歯と歯の間の清掃に効果的です。

スケーリング・ルートプレーニング

スケーリングやルートプレーニングは、歯や歯肉に付着した歯石を除去する処置です。

スケーリングでは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使用して、目に見える歯石だけでなく、歯肉の内側の歯石も丁寧に取り除きます。通常の歯磨きでは除去できない歯石を取り除くことで、歯周病の原因となる細菌の温床を取り除くことができます。

ルートプレーニングは、スケーリングのあとに行われる処置で、歯根面を滑らかに仕上げる作業です。これにより、細菌が付着しにくい清潔な状態にします。

予防歯科に通う頻度

予防歯科に通う頻度イメージ

通常、3か月に1回の頻度で予防歯科を受診することが推奨されています。予防歯科によって一時的に虫歯や歯周病の原因となる細菌を減らすことができても、3か月ほど経過すると元に戻ってしまうためです。

ただし、通院頻度には個人差があります。例えば、虫歯や歯周病のリスクが高いと判断された場合は、1〜2か月に1回くらいの頻度での通院が必要になることもあるでしょう。

反対に口腔衛生状態が良好な場合は、半年に1回程度の通院で十分な場合もあります。このように、お口の中の状態に応じて予防歯科に通う頻度は異なるため、どれくらいの頻度で通うべきかわからないという場合は、歯科医師に相談しましょう。

まとめ

予防歯科によって健康な歯になった2人

予防歯科は、虫歯や歯周病になってから治療を始めるのではなく、予防によってこれらを未然に防ぐことを目的としています。定期的に予防歯科に通うことで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができ、万が一、発症した場合でも初期の段階で治療を行えます。

虫歯や歯周病を初期の段階で発見できれば簡単な治療で済むので、治療期間が短く、治療費も抑えられます。

反対に、進行すると抜歯や根管治療といった大掛かりな治療が必要になる場合もあるかもしれません。虫歯や歯周病を予防し、お口を健康な状態に保つために、定期的に予防歯科に通いましょう。

予防歯科を検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、先を見据えた歯科治療を全ての患者様にお届けできるよう意識して診療を行っています。一般歯科だけでなく、審美歯科やホワイトニング、マウスピース矯正、インプラントなどさまざまな治療に対応しています。

ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますのでぜひご活用ください。

ページトップへ戻る