インビザライン Goの費用は?保険と医療費控除についても解説!
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こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。
「インビザライン Goの費用はどれくらいなのか」「インビザライン Goは保険が適用されるのか」インビザライン Goを検討している方で、費用が気になる方も多いのではないでしょうか。
矯正治療は一般的に治療費が高額となるため、歯並びが気になっていても治療に踏み切れない方は少なくありません。インビザライン Goは矯正範囲が前歯に限定されているため、比較的短期間・低価格で歯並びを整えることができる治療法です。費用面で矯正をあきらめていた方でも、インビザライン Goであれば費用をおさえて矯正治療を受けられます。
今回は、カウンセリングから治療終了後の保定期間まで、インビザライン Goの治療にかかる費用について解説します。また、インビザライン Goは保険適用や医療費控除の対象となるのかについてもご紹介しますので、インビザライン Goで矯正治療を検討されている方はぜひ参考にしてください。
インビザライン Goの費用
インビザライン Goの治療には、矯正装置の費用のほか、カウンセリングや精密検査、通院などで費用がかかります。
矯正費用の支払いにはいくつかの方法があり、どの支払い方法を採用しているかは歯科医院により異なります。主な支払い制度は、以下のとおりです。
<主な支払い制度について>
支払い制度 | 制度の説明 |
---|---|
トータルフィー制度 | ・矯正治療にかかるすべての費用を総額で固定する制度
・矯正装置や毎月の通院にかかる費用など、すべてが総額に含まれているため、治療期間が長引いた場合や |
処置別支払い制度 | ・処置ごとに費用を支払う制度
・はじめに矯正装置の費用だけ支払い、調整にかかる費用などは通院のたびに支払う ・治療が予定より長くなって通院回数が増えると、その分費用の負担が増える可能性がある |
治療を受ける歯科医院がどの料金制度を採用しているのか、カウンセリングの際に確認しておきましょう。
次に、カウンセリングから治療終了後の保定期間まで、インビザライン Goの治療にかかる費用の内訳を解説します。
カウンセリングの費用
カウンセリングにかかる費用は歯科医院によって異なりますが、相場は無料~1万円程度です。
矯正治療を開始する前のカウンセリングでは、歯科医師が歯並びや噛み合わせなどのお口の状態を確認し、専用アプリを用いてインビザライン Goによる治療が可能かを診断します。カウンセリングではご自身の悩みや要望を伝え、治療期間や費用、メリット・デメリットなどを事前に確認しておくことが大切です。
精密検査の費用
精密検査の費用の相場は、1〜5万円程度です。
お口の状態をくわしく把握するため、レントゲン撮影やお口の型取り、スキャン、写真撮影などを行い、治療計画を作成します。
インビザライン Go本体の費用
インビザライン Goの本体の費用の相場は、20〜60万円程度です。
インビザライン Goは片顎20枚(上下40枚)まで使用できるパッケージで、インビザラインと同じように、マウスピースを1日20~22時間以上装着する必要があります。装着時間や交換時期を守れない場合、計画どおりに歯が動かず、治療期間が予定よりも長くなることがあるでしょう。
マウスピースの追加が必要となると、追加で費用がかかるためご注意ください。
通院にかかる費用
インビザライン Goの治療中は、治療の経過を確認するために1~2か月に1回の頻度で通院が必要です。費用の目安は、1回あたり3千〜1万円程度です。
矯正期間中は計画どおりに歯が動いているか確認し、マウスピースの調整を行います。また、お口の中を診察して虫歯や歯周病になっていないかチェックします。
保定期間にかかる費用
すべてのマウスピースの装着が終わり、計画どおりに歯並びが整えば治療は終了です。
治療終了後は、歯が矯正前の状態に戻る「後戻り」を防止するための保定期間に入ります。保定期間中は「リテーナー」という保定装置の装着が必要です。保定装置の費用は1~6万円程度、通院にかかる費用は3千円程度が相場です。
インビザラインとインビザライン Goの費用の違い
インビザラインとインビザライン Goでは費用が大きく異なります。一般的なインビザラインの費用相場は80〜100万円程度、インビザライン Goは20〜60万円程度です。
なお、当院では、インビザラインは80万円、インビザライン Goは40万円でお受けいただけます。
費用に差が出る理由は、治療する範囲が異なるためです。
インビザラインは、奥歯も含めた全ての歯を対象にしています。奥歯は動きにくいため、治療期間も長くなりやすく、使用するマウスピースの枚数も多くなります。
一方、インビザライン Goは前歯部の部分矯正を行う治療で、軽度の出っ歯やすきっ歯などが適応症例です。治療範囲は奥歯を除く20本の歯に限定しているため、使用するマウスピースは20枚と少なく、その分低価格で治療できます。
インビザライン Goは、費用をおさえながら、インビザラインと同じ素材・システムを使用し、気になる部分の歯並びを整えることができるのです。
インビザライン Goは保険が適用される?
歯列矯正治療は基本的に保険が適用されません。インビザライン Goも自由診療となるため、歯科医院によって費用は異なります。
ただし、矯正治療でも厚生労働省が指定する疾患によって歯並びや噛み合わせに異常が生じている場合、保険が適用されるケースがあります。保険が適用される条件は、以下のとおりです。
- 「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
- 前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る。)に対する矯正歯科治療
- 顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・後の矯正歯科治療
このように、保険が適用されるケースは非常に限られています。インビザライン Goで治療できる軽度の歯列不正で、保険が適用されることはほとんどありません。
インビザライン Goの費用は歯並びや噛み合わせの状態によっても異なるため、歯科医師の診察やカウンセリングを受け、費用について相談してみましょう。
インビザライン Goは医療費控除の対象になる?
医療費控除は、生計を共にする家族の医療費が1月1日から12月31日までの1年間で、10万円を超える場合に対象となります。確定申告を行うと所得控除を受けられ、税金が還付されます。
ただし、医療費控除は美容目的の矯正治療には適用されません。噛み合わせが悪いなど、歯の機能面の問題を改善するための矯正治療に限られます。インビザライン Goは、症例によって医療費控除の対象とならない場合があるため注意が必要です。
なお、医療費控除の対象と認められた場合、インビザライン Goの矯正治療でかかったすべての費用が対象です。また、電車やバスなどの公共交通機関を利用して通院した場合、通院にかかった交通費も対象となります。自家用車やタクシーは対象ではないためご注意ください(公共交通機関が利用できない場合を除く)。
まとめ
インビザライン Goの治療範囲は、奥歯を除く計20本に限定されています。主に前歯部の歯列不正を対象としているため、歯列全体を整えるインビザラインに比べると低価格です。
インビザライン Goが適応されると、費用をおさえながらインビザラインと同じ素材・システムを使用し、歯並びを整えることができます。
ただし、インビザライン Goは、基本的に保険が適用されない自由診療のため、費用は歯科医院によってさまざまです。また、インビザライン Goは医療費控除の対象となりますが、症例によっては対象とならない場合があるため注意が必要です。
インビザライン Goで矯正治療を検討している方は、まず歯科医院で診察・カウンセリングを受けるのがよいでしょう。歯科医院でインビザライン Goで治療を受けられるか確認し、費用や治療方法についてご確認ください。
インビザライン Goを検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。