インビザラインGoのデメリット4つと対処法!治療前の注意点も解説
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こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。
インビザラインGoは透明で目立ちにくく、費用や治療期間を抑えられるため、気になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、メリットばかりに目を向けて安易に始めてしまうと、「思ったように歯が動かなかった」「噛み合わせに違和感が残った」と後悔するリスクがあります。事前にデメリットや注意点を正しく理解し、自分のライフスタイルや歯並びに合うか見極めることが大切です。
この記事では、インビザラインGoのデメリットと対処法、具体的なメリット、他の矯正方法との違いについて解説します。自分に合う治療か判断したい方はぜひ参考にしてください。
インビザライン Goとは?

インビザライン Goとは、インビザラインというマウスピース矯正ブランドが提供している部分矯正の一つです。矯正治療には、すべての歯を動かして歯並びや噛み合わせ全体を整える「全顎矯正(全体矯正)」と、前歯など気になる一部分を整える「部分矯正」があります。
インビザラインにも全顎矯正と部分矯正のプランがあり、その中でもインビザライン Goは、前から5番目までの歯を対象とした部分矯正です。上下あわせて合計20本の歯が治療範囲となるため、主に前歯の見た目が気になる方や、軽度の歯並びの乱れを整えたい方に用いられます。
治療では、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を少しずつ動かしていきます。装置は目立ちにくく、ご自身で取り外しができる点が特徴です。一方で、決められた時間きちんと装着しなければ、計画どおりに歯が動きにくくなります。
一般的には、1日20〜22時間マウスピースを装着し、1〜2週間に一度新しいものへ交換しながら治療を進めます。食事や歯磨きの際には外せますが、それ以外の時間は基本的に装着して過ごす必要があります。
そのため、見た目の負担が少ない反面、患者様ご自身の協力がとても大切な治療方法といえるでしょう。
インビザライン Goのデメリット

どのような治療にも、メリットだけでなく注意しておきたい点があります。インビザライン Goも同様で、見た目のよさや治療期間、費用面だけで決めるのではなく、デメリットまで理解したうえで選ぶことが大切です。
インビザライン Goのデメリットは、以下のとおりです。
適応症例が限られている
インビザライン Goは、前歯の軽度なガタつきや軽度のすきっ歯などに適した治療です。反対に、奥歯を動かす必要がある症例や、噛み合わせの調整が必要な症例、歯並びの乱れが大きい症例には対応できません。
見た目としては「前歯だけが気になる」と感じていても、実際に診察すると、奥歯の位置や上下の噛み合わせが関係していることがあります。そのような場合に無理にインビザライン Goで治療を進めると、歯並びが十分に整わない、見た目は整っても噛みにくさが残るなど、仕上がりに影響することがあります。
そのため、インビザライン Goが向いているかどうかは、見た目だけで判断することはできません。歯並びの状態、歯を動かす量、噛み合わせのバランスなどを確認したうえで、ほかの治療方法のほうが適していると判断されるケースもあります。
自己管理が重要である
インビザライン Goで使用するマウスピースは、患者様ご自身で自由に取り外せます。これは大きなメリットですが、その分、自己管理が治療結果に直結しやすい点はデメリットともいえます。
インビザライン Goでは、1日20〜22時間の装着が推奨されています。装着時間が足りないと、計画どおりに歯が動かず、次のマウスピースが合わなくなることがあります。結果として、治療期間が延びたり、追加の調整が必要になったりすることもあります。
最低でも20時間は装着する必要があるため、食事や歯磨きのとき以外は基本的に装着して過ごさなければなりません。外したまま長時間過ごすことが続くと、歯の移動が不安定になり、後戻りのような状態が起こることもあります。
また、マウスピースの交換時期を守ることも重要です。決められたタイミングで交換しなかった場合も、治療計画にずれが生じる恐れがあります。さらに、外したマウスピースを清潔に保つこと、紛失や破損を防ぐために専用ケースで保管することなど、日常的な管理も欠かせません。
ご自身で装置のケアをすることや、装着時間を意識して生活することが難しい方にとっては、負担に感じやすい治療方法でしょう。
歯を削る場合がある
歯並びが乱れる原因の多くは、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないことです。ワイヤー矯正などでは、歯を並べるスペースを確保するために抜歯を行うことがあります。
一方、インビザライン Goは治療範囲が限られており、大きく歯を動かすことは得意ではありません。そのため、基本的には抜歯をせずに治療を進めます。
ただし、歯を並べるスペースが少し足りない場合には、IPRとよばれる処置を行うのが一般的です。IPRとは、歯の表面のエナメル質をほんの少し削り、歯を動かすためのスペースを作る処置です。歯を大きく削るわけではなく、必要最小限の範囲で行われます。
IPRで削る量はごくわずかで、処置中や処置後に強い痛みやしみる症状が出ることはほとんどないとされています。虫歯や知覚過敏の原因になることも基本的には少ないといわれていますが、健康な歯を削ることに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、本来IPRが必要な症例で無理に削らずに進めようとすると、歯がきれいに並びきらないことがあります。見た目の仕上がりや安定性に関わるため、必要性については歯科医師の説明を受けて理解しておくことが大切です。
発音に影響を及ぼすことがある
インビザライン Goは透明で目立ちにくい矯正装置ですが、マウスピースをお口の中に入れるため、慣れるまでは違和感を覚えることがあります。特に治療を始めたばかりの頃は、舌の動きがいつもと少し変わるため、発音しにくいと感じる方が少なくありません。
人前で話す機会が多い方や、仕事で会話をする時間が長い方にとっては、気になる点の一つでしょう。ただし、これは装置そのものが大きいからというより、お口の中の感覚が変わることによる一時的な影響であることが多いです。
インビザライン Goのデメリットへの対処法

次は、インビザライン Goのデメリットに対して、どのように対応すればよいかをご紹介します。あらかじめ対処法を知っておくことで、治療中の不安を減らしやすくなります。
リマインダーなどを利用する
インビザライン Goでは、装着時間の不足が治療の遅れにつながりやすいため、装着を忘れない工夫が大切です。食事や歯磨きのあとにそのまま外しっぱなしにしてしまうことは珍しくないため、アラームを設定する、スマートフォンのリマインダーを活用するなど、再装着のタイミングを通知するようにしましょう。
近年は、インビザライン Goなどのマウスピース矯正をしている方に向けて、装着時間や交換時期、来院日時を管理できるアプリも登場しています。ご自身の記憶だけに頼るよりも、こうしたツールを使ったほうが管理しやすくなります。
特に、仕事や家事、育児などで忙しい方は、生活の中で装着時間が不足しやすい傾向があります。毎日の習慣として管理できる仕組みを作っておくことが、計画どおりに治療を進めるポイントです。
ほかの矯正方法を検討する
インビザライン Goでは、歯を並べるスペースを確保するためにIPRが必要になることがあります。IPR以外にスペースを作る方法としては、抜歯や拡大床(かくだいしょう)が挙げられます。
拡大床とは、プレートを上顎に取り付けて歯列を広げる方法です。装置につけられたネジを回すことで、歯列を外側に拡大し、歯が並ぶスペースを確保します。
ただし、抜歯や拡大床はインビザライン Goでは基本的には行いません。そのため、健康な歯を削ることに抵抗がある方や、必要なスペースをIPRだけでは確保しにくい方は、インビザライン Go以外の方法を検討したほうがよい場合があります。
本来IPRが必要な症例を、IPRなしで無理にインビザライン Goで治療しようとすると、理想の歯並びに仕上がらないことがあります。また、歯が無理な位置に並ぶことで、治療後に後戻りが起こりやすくなり、再び歯並びが乱れる可能性もあります。
「前歯だけ整えたい」という希望があっても、治療方法は見た目だけで決めるものではありません。仕上がりや安定性まで考えたうえで、適した方法を選ぶことが大切です。
慣れるまで様子を見る
インビザライン Goを始めたばかりの頃は、マウスピースをつけていること自体に違和感を覚える方が多いです。発音がしづらい、話しにくいと感じる場合もありますが、多くは一時的なものです。
一般的には、2〜3日ほどで慣れて気にならなくなることが多いでしょう。最初のうちは、声に出して本を読む、会話の機会を少し増やすなど、お口を動かす時間を意識すると慣れやすくなります。
違和感があるからといって、自己判断で装着時間を減らしてしまうと、治療計画に影響することがあります。気になる症状が続く場合は、我慢しすぎず歯科医院へ相談しながら進めることが大切です。
インビザライン Goのメリット

インビザライン Goのデメリットについて解説しましたが、もちろんメリットもあります。ご自身に合った治療かどうかを考えるためには、良い点と注意点の両方を知ることが大切です。
矯正装置が目立ちにくい
従来のワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットを固定し、そこにワイヤーを通して歯を動かします。そのため、口元を見たときに装置が目立ちやすいことが大きな負担になる場合があります。
人前で話す機会が多い方や、写真撮影の予定がある方、大切なイベントを控えている方にとっては、見た目の問題が治療をためらう理由になることもあるでしょう。
その点、インビザライン Goは透明なマウスピースを使用するため、装着していても比較的目立ちにくいです。さらに、1日20〜22時間の装着時間を守ることが前提ですが、必要に応じて一時的に取り外すこともできます。見た目への負担を抑えながら治療を進めたい方にとって、大きなメリットといえます。
治療期間が短い
インビザライン Goは、すべての歯を動かすのではなく、前歯を中心とした限られた範囲を整える治療です。そのため、全顎矯正と比べると治療期間が短い傾向があります。
一般的な矯正治療では1〜3年程度かかることがありますが、インビザライン Goでは症例によって半年程度で治療が完了することもあります。できるだけ短い期間で前歯の見た目を整えたいと考える方にとって、治療期間の短さは魅力の一つでしょう。
費用を抑えられる
インビザライン Goの費用は、300,000〜600,000円程度です。全顎矯正に比べると治療範囲が限られているため、費用も抑えやすい傾向があります。
矯正治療に興味はあっても、費用面が気になって一歩踏み出せなかった方にとっては、検討しやすい選択肢になるでしょう。ただし、実際の費用は歯並びの状態や治療内容によって異なるため、事前にしっかり説明を受けることが大切です。
食事を楽しめる
インビザライン Goは、食事の際にマウスピースを取り外せます。そのため、装置があることで食べ物を噛みにくい、食べ物が装置に挟まりやすいといったストレスが少ないです。
ワイヤー矯正では、硬いものや粘着性のあるものを食べにくいと感じることがありますが、インビザライン Goでは普段どおりに食事をしやすい点がメリットです。食事の楽しみを大きく変えずに治療を続けやすいでしょう。
歯磨きの際に邪魔にならない
歯磨きの際もマウスピースを外せるため、矯正装置が邪魔をして磨きにくいということがありません。普段どおりに歯ブラシやフロスを使いやすく、磨き残しも起こりにくいです。
その結果、矯正中に気をつけたい虫歯や歯周病のリスクを抑えやすくなります。お口の中を清潔に保ちやすいことは、毎日続ける治療だからこそ大切なポイントです。
痛みが少ない
インビザライン Goは、動かす歯の本数が少なく、移動させる距離も比較的短い治療です。個人差はありますが、ワイヤー矯正と比べると痛みが少ない矯正方法といわれています。
また、金属のワイヤーやブラケットのようにお口の粘膜に当たりやすい装置ではないため、口内炎や擦れによる不快感も起こりにくい傾向があります。痛みや違和感が心配で矯正を迷っている方にとって、取り組みやすい要素の一つでしょう。
同時にホワイトニングできる
ワイヤー矯正では歯の表面に装置を取り付けるため、矯正治療と同時にホワイトニングを行うことは難しいとされてきました。装置の下には薬剤を均一に作用させにくく、色ムラが出る恐れがあるためです。
インビザライン Goは取り外し式のため、歯列矯正とホワイトニングを同時に進められる場合があります。歯並びを整えながら歯の色味も整えたい方にとっては、見た目の変化を実感しやすい治療方法といえるでしょう。
インビザライン Goとほかの矯正方法の違い

インビザライン Goを検討する際は、ほかの矯正方法と何が違うのかを知っておくことも大切です。見た目や費用だけでなく、対応できる症例や通院時の負担にも違いがあります。
ワイヤー矯正との違い
ワイヤー矯正とインビザライン Goの違いは、以下のとおりです。
<ワイヤー矯正とインビザライン Goの違い>
| 種類 | ワイヤー矯正 | インビザライン Go |
|---|---|---|
| 見た目 | 目立ちやすい | 目立ちにくい |
| 痛み | 痛みが出やすい | 痛みが出にくい |
| 適応症例 | 幅広い症例に対応できる | 対応できる症例に限りがある |
| 金属アレルギーのリスク | あり | なし |
| 導入している歯科医院 | 多い | 少ない |
ワイヤー矯正は、歯を大きく動かす必要がある症例や、噛み合わせまでしっかり整えたい症例にも対応しやすい治療方法です。歴史が長く、多くの歯科医院で導入されているため、選択肢として広く知られています。
一方、インビザライン Goは比較的新しい治療方法で、前歯を中心とした部分矯正に適しています。奥歯を動かさないため、対応できる症例は限られますが、その分、装置が目立ちにくいことや、金属アレルギーのリスクがないことがメリットです。
つまり、幅広い症例に対応しやすいのはワイヤー矯正、見た目や日常生活への影響を抑えやすいのはインビザライン Goといえます。どちらが合うかは、歯並びの状態と治療で重視したい点によって異なります。
ほかのマウスピース矯正との違い
ほかのマウスピース矯正とインビザライン Goの違いは、以下のとおりです。
<ほかのマウスピース矯正とインビザライン Goの違い>
| 種類 | 一般的なマウスピース矯正 | インビザライン Go |
|---|---|---|
| 型取りの回数 | マウスピースの交換ごとに行う(5〜10回程度) | 1回のみ |
| 型取りの方法 | シリコーン印象材を使う | iTeroという3Dスキャナーを使う |
| シミュレーション | 型取りをして製作した歯の模型を使う | 専用のシミュレーションソフトを使う |
一般的なマウスピース矯正とインビザライン Goの大きな違いは、型取りの回数や方法による患者様への負担の軽さです。インビザライン Goでは、iTeroという3Dスキャナーを使って歯型を読み取ります。
シリコーン製の印象材をお口に入れて型取りをする方法が苦手な方にとっては、負担を感じにくい方法といえるでしょう。また、型取りの回数が少ないため、治療開始までの流れも比較的スムーズです。
さらに、専用のシミュレーションソフトを使って歯の動きを確認できる点も特徴です。治療後の歯並びのイメージを共有しやすく、患者様にとって治療の見通しを持ちやすい方法といえます。
インビザライン Goを検討する際の注意点

インビザライン Goを検討する際の注意点は、以下のとおりです。前歯だけを整えたいという希望があっても、治療は見た目だけで判断できないため、事前に確認しておきたいポイントがあります。
治療方法をご自身で判断しない
インビザライン Goは適応症例が限られているため、ご自身の歯並びが必ずしもインビザライン Goで治療できるとは限りません。見た目には軽い乱れに見えても、実際には奥歯の位置や噛み合わせの調整が必要なことがあります。
そのため、ご自身で「前歯だけだから部分矯正で大丈夫」と判断せず、「できればインビザライン Goで治療したい」という希望を伝えたうえで、診察を受けることが大切です。
無理にインビザライン Goで治療を進めると、理想の歯並びにならない、噛み合わせに違和感が残る、治療後に後戻りしやすくなるなどのトラブルにつながることがあります。治療法の選択は、歯科医師の診断をもとに行いましょう。
メリットだけでなくデメリットも踏まえて選択する
どのような治療方法にも、メリットとデメリットがあります。インビザライン Goは、目立ちにくい、取り外せる、治療期間や費用を抑えやすいといった魅力がありますが、その一方で、適応症例が限られることや、自己管理が必要であること、場合によってはIPRが必要になることも理解しておく必要があります。
メリットだけを見て治療を始めると、治療途中や治療完了時に「思っていたのと違った」と感じることがあります。納得して治療を受けるためには、良い点だけでなく注意点も含めて理解し、ご自身の生活スタイルや希望に合っているかを考えることが大切です。
まとめ

インビザライン Goは、奥歯を除く計20本の歯を対象とした矯正治療です。治療範囲は前から5番目の歯までであるため、噛み合わせ全体の改善や、大きく歯を動かす治療には向いていません。
透明で取り外し可能なマウスピースを使うため、目立ちにくく、食事や歯磨きがしやすい点は大きなメリットです。一方で、軽度な歯並びの乱れに限られること、1日20〜22時間の装着が必要なこと、症例によってはIPRが必要になることなど、事前に知っておきたいデメリットもあります。
そのため、インビザライン Goが合うかどうかは、見た目の希望だけでなく、歯並びや噛み合わせの状態を確認したうえで判断することが大切です。
インビザライン Goを検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、先を見据えた歯科治療を全ての患者様にお届けできるよう意識して診療を行っています。一般歯科だけでなく、審美歯科やホワイトニング、マウスピース矯正、インプラントなどさまざまな治療に対応しています。
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■この記事の監修者
高見澤 太郎 歯学博士
経歴
- 1966年 長野県生まれ
- 1985年 県立長野高校卒業
- 1991年 日本大学歯学部卒業
- 1996年 日本大学大学院(歯科補綴学)卒業
- 1997年〜 上北沢歯科(東京・世田谷)勤務
- 1997年〜 審美治療”の第一人者 行田克則先生に師事
- 1999年〜 たかみさわ歯科医院
修了研修・学会等
- 3iインプラント 認定医
- アストラテックインプラント認定医
- 日本顎咬合学会・咬み合わせ 認定医
- インビザラインGo ドクター



