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インビザラインのマウスピースが割れたときに注意することと対処法!

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インビザラインのマウスピース

こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。

インビザラインは、透明なマウスピースを使用して少しずつ力をかけて、歯をうごかしていく矯正方法です。従来の矯正方法のように装置を固定することはなく、着脱ができるマウスピースで矯正するので、目立ちにくいことがメリットです。食事や歯みがきもしやすいでしょう。

しかし、着脱できるがゆえに、扱い方によってはマウスピースが割れたりヒビがはいったり、トラブルにつながることもあります。マウスピースが割れたらどのように対処すればよいのでしょうか。また、なぜマウスピースが割れるのでしょうか。

今回は、インビザラインのマウスピースが割れる原因や、割れたときに注意すること、割れたときの対処法を紹介します。

インビザラインのマウスピースが割れる原因

インビザラインのマウスピースが割れる原因を考える人

インビザラインのマウスピースは、プラスチックの一種であるポリウレタンで作られています。柔らかく弾力がある素材ですが、装着時の違和感を抑えるために0.5mmほどと非常に薄く作られます。

そのため、無理な力がかかると割れたりヒビがはいったりします。インビザラインのマウスピースが割れる原因は、以下のとおりです。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

何かに夢中になっている時に、ぐっと歯を噛みしめる食いしばりの癖や、睡眠中に歯ぎしりをする癖がある場合、噛む力がマウスピースに強くかかるので割れる原因になることがあります。

特に、寝ている間に無意識に行う歯ぎしりは、顎の骨に500㎏〜1,000㎏、歯に250㎏もの力をかけると言われています。インビザラインのマウスピースは就寝中も装着しているので、この強い力に耐え切れずに割れるのです。

歯ぎしりを指摘されたことがあってマウスピースが頻繁に割れてしまう方は、一度歯科医師に相談してみましょう。

インビザラインを装着したまま食事をした

インビザラインのマウスピースは、食事の際は外さなければなりません。少ししか食べないからと装着したまま食べたり、外すのを忘れて食事をしたりすると、食べ物を噛む力にマウスピースが耐えられず割れてしまうのです。

人が食べ物を噛む力は、男性で60㎏、女性で40㎏程度といわれています。自分の体重と同じくらいの力が歯にかかると考えるとよいでしょう。

マウスピースはこのような強い力に耐えられるように作られていないため、割れる原因になってしまうのです。

マウスピースを間違った方法で着脱した

特に、交換したばかりの新しいマウスピースは、まだ歯になじんでいないので装着しづらいでしょう。外すのも難しく感じるかもしれません。

スムーズにできないからと間違った方法で着脱すると、マウスピースに無理な力がかかって割れる原因になります。

正しく保管していなかった

マウスピースは、外したらすぐに専用のケースに入れて保管しなくてはいけません。机の上においたマウスピースの上に重い物を乗せた、外出先で歯みがきをする際に外したマウスピースを落とした、落としたマウスピースを踏んだなど、トラブルにつながりやすいためです。

また、マウスピースをティッシュやタオルに包んで保管する方もいますが、ゴミと間違えて捨てたり、カバンの中で荷物の下敷きになって破損したりすることも考えられます。このようなことを防ぐためにも、マウスピースを外したら専用のケースに保管する習慣をつけましょう。

インビザラインのマウスピースが割れたときに注意すること

インビザラインのマウスピースが割れたときのNG行動

インビザラインのマウスピースが割れた時は、以下の点に注意してください。

自分で修理しない

インビザラインのマウスピースが割れた場合、自分で修理するのは避けてください。歯科医院でマウスピースを修理することはありますが、歯科専用の接着剤を使用し、マウスピースの元の形状やかけたい矯正力を考慮して行います。

市販されている接着剤は、体内に入って害がないと言い切れません。マウスピースは1日22時間ほど装着するので、歯科専用の接着剤でなければ危険です。

マウスピースは精密に作られていますが、ご自身で修理すると矯正力や力をかける方向が変わる可能性もあります。予定していない位置に歯が移動する原因にもなるでしょう。

割れたマウスピースを使い続けない

また、装着できるからと、割れたマウスピースをそのまま使い続けることも避けてください。上述しましたが、マウスピースは患者様の口内にあわせて精密に作られます。

割れたマウスピースでは適切な矯正力がかからないので、治療計画とは異なる位置に歯が移動するかもしれません。

何も装着せずに過ごさない

なにも装着せずに放置するのも避けましょう。マウスピースを装着せずに過ごすと、後戻りするリスクがあります。

後戻りとは、矯正で動かした歯がもとの位置に戻る現象のことです。矯正中・矯正後は歯周組織が安定していないため、何も装着せずに過ごすと後戻りが起こります。

インビザラインのマウスピースが割れたときの対処法

歯医者に相談

万が一マウスピースが割れてしまったときは、どうしたらよいのでしょうか。

歯科医院に相談する

マウスピースが割れたり何らかのトラブルが発生したりした場合、まずは歯科医院に連絡しましょう。「少し割れているだけだから大丈夫」と自分で判断して使い続ける方もいますが、破損したマウスピースを使い続けてはいけません。

小さなヒビや亀裂だけなら、早めに歯科医師に相談すれば修理できるかもしれません。ヒビが入ったマウスピースは割れやすいので、着脱は慎重に行いましょう。完全に割れてしまう前に、早めに歯科医院に連絡してください。

完全に割れていて使用できないのであれば、新しいマウスピースを作り直すこともあります。交換時期が近ければ次のマウスピースを使用するなど、状況によって対処法がかわるため指示を仰ぎましょう。

1つ前のマウスピースを装着する

マウスピースが割れた場合、1つ前のマウスピースを装着して後戻りを防ぐとよいでしょう。上述しましたが、交換時期が近ければ次のマウスピースを使用することもあります。

緊急時に使用できるので、新しいマウスピースに交換した後も1つ前のマウスピースを保管しておいてください。

マウスピースを作り直す場合でも、あたらしいものが届くまでには時間がかかります。1つ前のマウスピースを捨てずに保管しておけば、マウスピースにトラブルが起こって作り直すことになったとき、装着できます。

インビザラインのマウスピースを割らないために心がけること

インビザラインのマウスピース

マウスピースが割れて作り直す場合、作り直しの時間も追加の費用もかかります。それを避けるためには、マウスピースを割らないように心がけましょう。

特に注意すべき点は、以下のとおりです。

  • 食事の際はマウスピースをはずす
  • はずしたマウスピースは専用のケースにいれる
  • マウスピースの着脱は慎重に行う

マウスピースが割れる原因のうち、寝ている間に行う歯ぎしり以外は、どれも自分で防ぐことができます。特に、割れる原因になりやすいマウスピースの着脱は、手順を守って慎重に行いましょう。

歯とマウスピースの位置を合わせて、前歯から奥歯に向かって装着します。その後、チューイーを噛んで密着させてください。

マウスピースをはずす際は、奥歯から前歯に向かって浮かせていきます。インビザラインと歯の間にすき間を作って、徐々に外していくイメージです。上顎のマウスピースは奥歯の内側、下顎のマウスピースは奥歯の外側から浮かせるとはずしやすいです。

マウスピースを外すのが難しく感じる方は、アライナーリムーバーを使用すると良いでしょう。マウスピースの取り外しに使用する専用の器具です。

まとめ

インビザラインのマウスピースを持つ女性

今回は、インビザラインのマウスピースが割れたときに注意することや、対処法をお伝えしました。

マウスピースが割れてしまったときは、まずは歯科医院に連絡し指示を仰ぐことが大切です。決められた使用法を守り慎重に取り扱えば、マウスピースが割れるリスクを減らせるでしょう。

マウスピースを作り直すとなれば追加の費用も時間も必要になります。計画通りに矯正を進めるためにも、マウスピースの取り扱いには細心の注意をはらいましょう。

インビザラインを検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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