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インビザライン矯正を中断するケースとは?リスクも解説!

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インビザライン矯正で使用するマウスピース

こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。

インビザラインは、透明で目立たない、取り外し可能なマウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。

審美性にも機能性にも優れているインビザライン矯正ですが、さまざまな理由で中断しなければならないケースがあります。中断すると、さまざまなリスクが生じるでしょう。

本記事では、インビザライン矯正を中断するケースについて解説します。また、インビザライン矯正を中断することで起こり得るリスクについても解説するため、中断するか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

インビザライン矯正を中断するケースとは

インビザライン矯正を中断するケースイメージ

インビザライン矯正を中断するケースはさまざまです。どのようなケースがあるのかを見ていきましょう。

妊娠・出産

妊娠や出産によって、インビザライン矯正を中断するケースがあります。妊娠するとホルモンバランスが乱れるため、つわりや妊娠性歯肉炎などさまざまな症状が引き起こされます。

つわりで口の中にマウスピースを入れると気持ち悪くなったり、妊娠性歯肉炎により歯茎の腫れや出血が生じたりします。マウスピースの装着が困難になるため、インビザライン矯正ができなくなる場合があるでしょう。

虫歯・歯周病

虫歯や歯周病になった場合には、インビザライン矯正を中断しなければなりません。虫歯や歯周病の治療を優先的に行うからです。

特に、虫歯の治療では歯を削るため、マウスピースを作った時と歯の形が変わってしまうことがあります。インビザライン矯正再開時にマウスピースが合わなくなり、作り直さなければならないこともあるため注意が必要です。

引っ越し・留学

インビザライン矯正は全体矯正の場合、2〜3年程度の期間が必要となります。矯正中に引っ越しや留学など、ライフスタイルの変化があるかもしれません。

引っ越しの場合、次の歯科医院で治療を継続できるように紹介状を書いてくれることがあります。矯正データを引き継ぎ、治療を継続できる可能性が高いでしょう。

海外へ引っ越したり長期留学したりする場合は紹介状を書いてもらうのは現実的ではなく、治療を継続することは難しいでしょう。インビザラインはマウスピースをまとめて作製するため、短期留学であれば治療を継続できることもあります。

マウスピースを装着できない

インビザライン矯正では、マウスピースを20〜22時間以上装着する必要があります。仕事などさまざまな理由でマウスピースの装着時間を確保できない場合、治療計画通りに歯が動かないため中断することもあるでしょう。

インビザライン矯正で使うマウスピースは薄くて柔らかいため、痛みや違和感が出にくいことが特徴です。

しかし、人によっては強い痛みや違和感が生じてマウスピースが装着できず、継続が困難なケースもあります。マウスピース装着による痛みや違和感が日常生活に影響している場合、インビザライン矯正を中断せざるを得なくなるでしょう。

特に、マウスピースを交換したばかりの時や、マウスピースが合っていない時に多いでしょう。交換直後であれば、数日で慣れる可能性が高いです。痛みや不快感が長く続く場合は、マウスピースが合っていない可能性があるため、歯科医院に相談しましょう。

経済的な事情

経済的な事情によってインビザラインの継続が困難になり、治療を中断するケースもあります。インビザライン矯正は保険が適用されない自由診療のため、高額な費用を全額自費で支払わなければなりません。

インビザライン矯正は長期的に行う治療です。治療開始時は経済的に余裕があっても、治療開始後に何らかの事情で余裕がなくなり、治療を中断せざるを得ない場合もあるでしょう。

インビザライン矯正を中断するとリスクはある?

インビザライン矯正を中断するとリスクはあるかイメージ

インビザライン矯正を中断すると、さまざまなリスクがあります。リスクも考慮した上で治療の中断を検討しましょう。

インビザライン矯正を中断することで起こり得るリスクは、次の通りです。

歯並びが後戻りする

インビザライン矯正を中断すると、これまで動かしてきた歯が矯正前の状態に後戻りします。通常、矯正で動かした歯を保定することで、整った歯並びで固定します。

しかし、自己判断で治療を中断した場合は保定しないため、歯並びが徐々に治療前の状態に戻るのです。特に、インビザライン矯正の最初の段階で治療を中断した場合には、後戻りするリスクが高いので注意が必要です。

噛み合わせが悪くなる

インビザライン矯正の中断によって、噛み合わせが悪くなることも考えられるでしょう。インビザライン矯正中は歯を動かしているため、噛み合わせがずれるタイミングがあります。治療を続ければ、徐々に歯が移動して噛み合わせが整います。

しかし、途中で治療を中断すれば、噛み合わせが悪いまま放置されることになります。特に、インビザライン矯正のために抜歯をしていた場合には、抜歯の隙間が空いたままの状態となるため噛み合わせが悪くなるでしょう。

噛み合わせが悪いことによって顎関節症や体のゆがみを引き起こすなど、全身に悪影響を及ぼす恐れもあります。

治療期間や費用が増える

矯正治療を再開できるようになった時、治療期間が予定より長くなることがあります。

治療を中断したことにより歯が計画とは異なる方向へ動いた場合は振り出しに戻ったり、マウスピースの再作製が必要になったりするからです。歯並びの状態によっては、インビザライン矯正で対応できなくなることもあるので注意しましょう。

再治療にともないマウスピースの再作製が必要になると、追加で費用がかかる場合もあります。その為、当初予定していた費用よりも高くなる可能性があるでしょう。

インビザライン矯正を中断したら返金してもらえる?

インビザライン矯正を中断したら返金してもらえるかイメージ

インビザライン矯正を中断した時、治療費のことが気になる方もいるでしょう。日本矯正歯科学会に属している歯科医院の場合、治療の中断や転院の際は治療段階に応じた返金や引き継ぎをするように定められているため、基本的には返金されます。

日本矯正歯科学会に属していない歯科医院の場合は、返金の保証を独自に決めているケースもあります。歯科医院によって保証の内容は異なるため、契約書を見たり歯科医院で相談したりして確認してください。

インビザライン矯正の再開時にマウスピースを再作製することになっても、5年以内であれば作製費がかかりません。中断して少し期間が経っても、矯正治療を再開することができるのです。

しかし、保証期間をすぎれば返金されない上に追加料金がかかる可能性があります。そのため、一時中断の場合は返金制度や追加料金の有無などをあらかじめ確認しておきましょう。

契約を結ぶ際には、治療計画や費用、中断した際の対応についてよく理解し、納得したうえで矯正を開始することが大切です。

まとめ

マウスピースを持っている女性

インビザライン矯正を、妊娠や出産、海外留学、引っ越しなど、さまざまな理由で中断せざるを得ないこともあるでしょう。

インビザライン矯正を中断すると治療していた歯が後戻りするだけでなく、噛み合わせがさらに悪くなったり、治療を再開したときに治療期間や費用がかかったりします。矯正治療の中断にはリスクもあることを考慮したうえで検討しましょう。

インビザライン矯正は、中断せずに最後まで行うことが望ましいです。治療を続けるのが難しいと感じたら、一度歯科医院に相談しましょう。対処法が見つかったり、気持ちが変わったりしてインビザライン矯正を続けられるかもしれません。

また、中断後の返金などの対応は歯科医院によって異なるため、インビザライン矯正の中断を検討する場合には一度歯科医院へ相談してください。

インビザライン矯正を検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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