インビザラインで前歯のねじれは治せる？治療期間や費用も解説！
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こんにちは。長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」です。
前歯にねじれが生じている場合、目立つので矯正したいと考える方も多いでしょう。矯正方法にはワイヤー矯正とマウスピース矯正がありますが、目立ちにくいインビザラインで治療したいとお考えの方もいるでしょう。
しかし、インビザラインは矯正できない歯列もあります。前歯のねじれは、インビザラインで治せるのでしょうか。
今回は、前歯がねじれる原因や放置するリスク、インビザラインで前歯のねじれを治すメリット・デメリットなどについて解説します。
前歯がねじれる原因とは？
本来であれば歯は真っすぐ生えてきますが、何らかの原因で捻じれて生えてきてしまうことがあります。こうした歯を捻転歯（ねんてんし）と呼びます。
前歯がねじれる原因は、以下のとおりです。
顎の骨が小さい
顎の骨が小さい場合、歯の並ぶスペースが小さくなります。永久歯が生えてくるときにスペースが不足し、綺麗に並ぶことができません。足りないスペースに歯が収まろうと生えるため、ねじれるのです。
永久歯は乳歯よりも大きく、永久歯に生え変わる時期は顎の骨も発達途中の段階です。前歯が乳歯から永久歯へ生え変わる際に、顎の骨の成長とのバランスが悪ければ前歯がねじれるでしょう。
乳歯が重度の虫歯になる
乳歯が重度の虫歯になれば、乳歯の根の先に膿が溜まる根尖性歯周炎になることがあります。膿のある部分を避けて永久歯が生えようとするため、真っすぐに歯が生えることができず永久歯がねじれてしまいます。
乳歯が抜けるのが遅かった
永久歯が生えてきているにも関わらず乳歯が抜けないままだと、乳歯を避けるような形で永久歯が生えます。永久歯が生えるスペースが十分にないため、ねじれて生える原因になります。
親知らずに歯が押される
親知らずが横向きや斜めなどに生えている場合、前歯にねじれが起こることがあります。親知らずがねじれていると隣接する歯を押すため、他の歯にもねじれが生じるなどの影響が出るのです。
顎に十分なスペースがあれば親知らずは真っすぐ生えますが、顎が小さいと親知らずがねじれて生えやすくなります。
過剰歯
永久歯は本来28本、親知らずを含めると最大32本生えます。通常よりも多く生えた歯のことを過剰歯と呼びます。
過剰歯があると歯の生えるスペースが狭まるため、前歯がねじれることがあります。
前歯のねじれをそのままにすると
前歯のねじれを放置すれば、歯の健康に影響を及ぼすかもしれません。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
前歯がねじれていると、隣接する歯に重なります。歯が重なると食べ物が詰まりやすく、歯磨きをしても汚れが落としにくくなります。汚れが蓄積されれば細菌が繁殖し、虫歯や歯周病を引き起こします。
真っすぐ生えている歯に比べると、歯にねじれがあると虫歯や歯周病になるリスクが高いと言えます。
歯並びや噛み合わせに影響する
綺麗な歯並びは左右のバランスが取れていますが、ねじれている歯があると全体のバランスが崩れます。バランスが崩れると、周囲の歯並びも悪くなる可能性があるでしょう。
また、ねじれている歯があると噛み合わせも悪くなりやすいです。噛み合わせが悪いと他の歯にかかる負担が大きくなり、歯が欠けるなどのトラブルにつながることもあるかもしれません。
前歯がねじれていると、前歯で食べ物を噛み切りにくくなることも問題点のひとつです。
インビザラインで前歯のねじれは治せる？
前歯のねじれは矯正するべきですが、インビザラインで治すことも可能です。
ただし、インビザラインで対応可能なのは、前歯のねじれが軽度や中度の場合です。重度のねじれになると、ワイヤー矯正や外科手術との併用が必要になります。
ねじれが軽度で、前歯以外の歯に問題がない場合は部分矯正で治療することができます。前歯を含め、全体の歯列や噛み合わせを治療する場合には、全体矯正を行います。
インビザラインで前歯のねじれを治すメリット
矯正方法にはワイヤー矯正もありますが、インビザラインを選択するメリットは以下のとおりです。
治療中であることが目立ちにくい
インビザラインは、透明のマウスピースを装着する矯正方法なので矯正装置が目立ちにくいです。ワイヤー矯正は矯正装置が目立つため、見た目が気になるという方も多いでしょう。
インビザラインならば目立ちにくく、周囲に矯正していることが気付かれにくいです。「矯正したいけれど口元が気になる」と考えている方に、インビザラインは選ばれています。
取り外してケアできる
インビザラインで使用する矯正装置はマウスピース型なので、取り外すことができます。食事の際にマウスピースを取り外せば、普段通りに食事ができます。
歯磨きの際にもマウスピースを取り外せるので、綺麗に歯を磨きやすく虫歯や歯周病を予防しやすいでしょう。
痛みや違和感が少ない
インビザラインではマウスピースを交換しながら段階的に歯を動かすため、ワイヤー矯正に比べると治療の痛みや違和感は少ないとされています。矯正装置が口内で当たって傷ができることがなく、舌にあたって話しにくくなることもありません。
金属アレルギーでも治療できる
ワイヤー矯正では、金属製の矯正装置を使用します。
インビザラインは薄いポリウレタン素材のマウスピースで矯正をするため、金属を一切使用しません。金属アレルギーが心配な方でも安心して矯正治療を受けられます。
インビザラインで前歯のねじれを治すデメリット
前歯のねじれの治療でインビザラインを選ぶと、以下のデメリットもあります。
対応できない症例もある
インビザラインでは対応できない症例があります。歯を大きく動かす必要のある症例には適しておらず、前歯の生える位置が大きくずれている場合や、前歯のねじれが重度の場合は、インビザラインだけでは治療できない可能性が高いです。
マウスピースを管理しなければならない
インビザラインで計画通り矯正するためには、マウスピースの交換時期や装着時間を自己管理しなければなりません。装着時間が守れていない場合や、マウスピースを正しく交換できていない場合、歯を計画通り動かせないので治療期間が延びる可能性があります。
また、マウスピースを清潔にしなければ、虫歯や歯周病、口臭の原因になるので、歯を磨く際にはマウスピースも洗う必要があります。
IPRや抜歯が必要なケースもある
歯列の状態によっては、歯を削ったり抜歯したりすることで歯を動かすためのスペースを作らなければならないことがあります。
健康な歯を削る・抜くことになるため、デメリットに感じる方は多いでしょう。歯科医師としっかり相談しながら決断してください。
インビザラインで前歯のねじれを治す場合の費用
インビザラインで前歯のねじれを治す場合の費用は、部分矯正と全体矯正で異なります。
また、歯科医院によっても費用に違いがありますが、部分矯正で30～50万円、全体矯正で60万円～100万円が相場です。インビザラインは保険適用されないため、全額自己負担になります。
インビザラインで前歯のねじれを治す場合の期間
インビザラインで前歯のねじれを治す場合の期間は、歯列の状態のよって目安が異なります。前歯のみ矯正をする部分矯正の場合であれば、半年～1年ほどが目安です。全体矯正になると1～3年の期間が必要になります。
ねじれが重度になるほど矯正期間は長くなります。
まとめ
前歯のねじれはインビザラインで治すことができます。
前歯だけの矯正であれば短期間で改善できるでしょう。全体矯正をする場合でも、インビザラインならば目立ちにくいので見た目を気にせずに矯正を続けやすいです。
重度のねじれは外科手術やワイヤー矯正の併用が必要になるため、まずは歯科医院へ矯正方法について相談してみてください。
インビザライン矯正を検討されている方は、長野県長野市にある歯医者「たかみさわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、先を見据えた歯科治療を全ての患者様にお届けできるよう意識して診療を行っています。一般歯科だけでなく、審美歯科やホワイトニング、マウスピース矯正、インプラントなどさまざまな治療に対応しています。
